MEC食 認知症に効果がある3つの理由

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MEC食 認知症に効果がある3つの理由

mec食 認知症に効果がある3つの理由

MEC食認知症の予防改善にも効果的といわれています。

元々私がMEC食を始めたきっかけは、認知症の根本治療を目的としたリコード法の中で紹介されていたケトジェニックと言う食事法を試したいと言うものでした。

ケトジェニックはMEC食をより厳しく効果を高めたものになり、初めて食事制限食を行うにはハードルが高かったため、MEC食を実践することになりました。

私自身は認知症を発症していないので、その効果を自分自身の身で実感することはできませんが、リコード法が早期の認知症の9割に効果があることを考えると、実践する価値は大いにあります。

では、なぜMEC食で認知症の予防改善に効果があるのか?その理由を3つに分けて解説していきます。

 MEC食 認知症に効果がある3つの理由 M(肉)

認知症の原因の一つとして、筋肉の減少による血行不良が挙げられます。血液の流れが悪くなることで、脳内に溜まった老廃物や原因物質が残ってしまうのと同時に、必要な栄養素を脳に運ぶ働きもにぶくなってしまいます。

血液を流すためには、血管と血液を押し出す筋肉の力が必要不可欠です。あまり知られていませんが、血管は平滑筋と呼ばれる筋肉でできています。筋肉と血管を強く改善し、血行を良くするにはその元となるタンパク質が必要になります。

MEC食のM(肉)が筋肉と血管を作り、血行を良くすることで認知症のリスクを下げます!また、肉の種類によって、より認知症に良い効果をもたらしてくれます。

まず鶏肉。鶏肉にはビタミンB12が豊富に含まれており、認知症の予防改善に効果が期待できます。認知症の原因の一つであるホモシステインと呼ばれる物質はビタミンB12によって、体に有益な物質に作り変えられます。

次に鯖やイワシなどの青魚。青魚には脳機能を向上させるDHA血行を促進させるEPAが含まれており、どちらも認知症のリスクを下げることが期待できます。また、認知症はビタミンDが不足することでリスクが2倍になると言うデータがあり、青魚にはビタミンDも多く含まれていることから、青魚をMEC食のMとして取り入れることでリスクを下げることができるでしょう。

 MEC食 認知症に効果がある3つの理由 E(卵)

卵は完全栄養食品と呼ばれており、ビタミンC食物繊維以外の栄養素を含む食品として有名です。認知症の根本原因の一つには栄養不足があり、卵から摂取できる栄養素の中には、認知症のリスク軽減に大きく関わるものがいくつも含まれています。

まず先に挙げたビタミンB12・ビタミンDを含みます。

さらに卵には亜鉛マグネシウムが含まれています。

亜鉛は認知症の最大原因の一つ炎症を抑えるのと、インスリンの放出と貯蔵をコントロールしています。亜鉛が不足し、インスリンの量や機能に支障が出ることで認知症のリスクが上がることもわかっているため、亜鉛は認知症の予防改善に必要不可欠な栄養素です。

マグネシウムは血圧の維持や、神経の興奮を抑えたり、認知機能の改善に役立つミネラルです。マグネシウムが不足することで、記憶を司どる「海馬」と呼ばれる脳組織が小さくなってしまうとの研究結果があり、認知症との関わりが深いことがわかっています。

卵は5大栄養素である「炭水化物」「タンパク質」「脂質」「ビタミン」「ミネラル」をバランスよくかつ、豊富に含んでいることから、認知症の大きな原因である栄養不足をカバーするにはもってこいの食品と言えるでしょう。

 MEC食 認知症に効果がある3つの理由 C(チーズ)

チーズには豊富なタンパク質と脂質が含まれています。タンパク質が筋肉と血管を作ることは先のMで解説した通りです。では脂質は認知症の予防改善にどのような効果があるのか?

脳の6割は脂質で構成されています。つまり脂質が不足することで、脳の萎縮に関わる可能性が高いです。また、脂質は細胞の膜をつくり、細菌などの外敵や炎症から細胞を守る働きもあります。他にも体の調子を整えるホルモンなどの原材料として、脂質は必要不可欠になります。

卵やチーズなどの脂質が高いものを食べると、コレステロール値が上がることを心配する方もいると思いますが、極端に脂質を食べすぎなければ、コレステロールが食事で上がることはありません。それどころか、認知症のリスクを下げるのであれば、コレステロール値は低い方が危険です。

体内のコレステロール量が減ることで、認知症のリスクが上がることが確認されており、総コレステロール値が150未満の場合は注意が必要です。

 MEC食 認知症に効果がある3つの理由 +α

MEC食は簡単な糖質制限食とも言えます。糖質の摂取量が減ることで、体内の糖化とそれに伴う酸化が減ることで認知症の最大原因である炎症を抑えることができます。

また、糖質の制限を行うことで、ケトン体と呼ばれるエネルギー源が生成されるのですが、このケトン体は脳をはじめとした臓器、体のエネルギーとして利用されます。しかし糖とは違い、炎症を起こしたり、血糖値を上げてインスリンの分泌を促すこともないため、認知症の予防改善に大きなメリットを持ちます。

ケトン体をスムーズに生成して、認知症の予防改善に役立てるのにMEC食が効果的です。またMEC食と合わせて、ケトン体の生成を促すMCTオイルを合わせて摂取することでより高い効果を得ることもできます。

 MEC食 認知症に効果がある3つの理由 まとめ

以上のことからMEC食が認知症の予防改善に効果的と言えます。

また、高齢者の方々でも実践できる簡単でシンプルな食事法であることも、嬉しい点だと思います。MEC食はどれも作り置きできるような食品ですし、鯖缶やチーズなども日持ちがするため、ご家族のサポートもしやすい食事でしょう。

認知症は生活習慣病の一つであり、今回のMEC食をはじめとした生活習慣で予防改善が可能です。実際に、先にお話しした通りリコード法などの認知症の根本治療がアメリカではすでに確立しています。

ご家族の方が認知症にならないよう、症状が悪化しないようにMEC食を始めるもよし、自分自身が認知症にならないように始めるもよし。早ければ早いほど効果は出ますので、ぜひ一緒にMEC食で認知症の予防改善をしていきましょう!

 MEC食 認知症に効果がある3つの理由 参考書籍

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