MEC食 危険?注意点はこの3つ!!
MEC食を続けることで健康的にリスクがあると考える人もいますが、私は3年間MEC食を続けてきて、健康を害した経験がありません。
では、なぜMEC食が危険と思われているのか。その理由を3つ取り上げ、参考書籍の知識と私自身の経験を織り交ぜながら、考察・解説して、多くの方の不安を拭えたらと思います。
MEC食 危険?注意点はこの3つ!! 高タンパク質・高脂質・無糖質
MEC食では肉を200g、卵を3〜6つ、チーズを120g取り入れることを勧める食事法です。三大栄養素の炭水化物(糖質・食物繊維)・タンパク質・脂質のうち、タンパク質と脂質がそのほとんどを占めており、糖質はほとんど含まれていません。
つまり、MEC食は高タンパク質・高脂質な食事法と言えます。では、高タンパク質・高脂質な食事を続けることでどのような危険があるのか?まとめてみました。
- 腸内環境の悪化
- 肝臓に負担がかかる
- ケトン臭(甘酸っぱい体臭)が出る
MEC食 危険?注意点はこの3つ!! 腸内環境の悪化
タンパク質・脂質は消化吸収に時間がかかり、消化器官に負担がかかります。また動物性脂質は腸内細菌のうち、悪玉腸内細菌の増加につながるため、長期的に摂取することで腸内環境の悪化が考えられます。
腸内環境が悪化することでどのような健康リスクが考えられるか?
MEC食 危険?注意点はこの3つ!! 腸内環境の悪化 免疫の低下
腸には細菌やウイルスから体を守る免疫細胞の6割が集まっています。腸内環境が悪化することで、免疫の働きも悪くなってしまい、感染症やアレルギーのリスクが考えられます。
MEC食 危険?注意点はこの3つ!! 腸内環境の悪化 睡眠の質低下
睡眠の質を高めてくれるメラトニンと呼ばれる物質は、幸せを感じさせてくれるセロトニンという物質から作られます。セロトニンの95%は腸で作られ、腸内環境が悪化することでセロトニンの量も減り、メラトニンの量も減ります。その結果、不眠症や睡眠負債を増やすリスクが上がります。
MEC食 危険?注意点はこの3つ!! 腸内環境の悪化 お腹の不調
腸の状態が悪くなることで、便秘や下痢などの症状に襲われることが多くなります。またタンパク質と脂質は消化吸収に時間がかかるので、腸に負担がかかり疲労感の原因にもなります。慢性的に腸内環境の悪化が続くと、体内で炎症が広がり、長い目で見れば認知症、動脈硬化、高血圧の原因になりえます。
MEC食 危険?注意点はこの3つ!! 肝臓に負担がかかる
糖質制限で完全に糖質の摂取を断つことで、血糖値が保てなくなってしまう。不足した糖を補うために、タンパク質と脂質を分解して、糖を作り出す動きを糖新生といいます。この糖新生は肝臓で行われます。またタンパク質を糖新生するときに有毒なアンモニアが作られ、アンモニアの解毒を行うのも肝臓になります。
糖質の摂取が絶たれた状態が長期間続くことで、糖新生と解毒で肝臓に負担がかかり、肝機能の低下がリスクになります。
MEC食 危険?注意点はこの3つ!! ケトン臭(甘酸っぱい体臭)が出る
糖質を断ち、10時間が経過することで体脂肪を分解して作られるエネルギー源にケトン体があります。このケトン体が長期間生成されることで発生するのがケトン臭です。
ケトン臭は甘酸っぱいような匂いで、果物が腐ったような匂いと例えられることもあります。健康上は何も問題はありませんが、相手に与える印象などに影響するため、リスクの一つとしました。
MEC食 危険?注意点はこの3つ!! 解決策は
MEC食は自由度の高い食事法です。肉(200g)卵(3〜6個)チーズ(120g)を1日でとり入れれば、そのほかの制限は一切ありません。つまり完全にタンパク質・脂質だけの食事にしなくても良いのです。
まず最初の注意点「腸内環境の悪化」については、腸内環境を整えてくれる食物繊維を取り入れましょう。食物繊維を摂ることで、腸内環境が整うだけでなく、悪玉腸内細菌の増殖を抑える効果もあります。私は夕食時やmec食と合わせて、キャベツの千切りやきのこソテー、納豆などの一品を加えています。
肝臓とケトン臭に関しては、MEC食は完全な糖質制限をおこなっているわけではありません。また完全に糖質を避けることは難しく、精神的にストレスになってしまいます。私は朝食にmec食を実践し、夕食には好きなものを食べています。
MEC食 危険?注意点はこの3つ!! 安心して始めよう
MEC食は簡単に誰でも気軽にできる健康的なダイエット法です。MEC食が危険だと言われるのは、完全な糖質制限食と混同されているからだと私は感じました。
MEC食はシンプルで自由度が高いので、他の健康法と合わせて取り入れることができるのも魅力の一つでしょう。私は食べる前に小皿いっぱい分のキャベツを取り入れる食前キャベツと、1日2食の食生活にするプチ断食など、多くの健康習慣と組み合わせています。一つの健康法にとらわれる必要はありません。
まずは安心して一つ、MEC食を実践しましょう。
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