用語集
◆腹式呼吸とは
説明
息を吸うときに下腹部をふくらませ、息を吐くときに下腹部をへこませることで、大量の空気の交換を行うことができる呼吸法である。
治療効果
- 自律神経のバランス調整
→うつ病・適応障害などの精神疾患の予防改善。 - 副交感神経が優位になる
→高血圧の改善による血行改善。 - インナーマッスルを鍛える
→猫背の改善、腹圧の改善による腸内環境の改善とそれに伴うセロトニン・メラトニンの分泌の向上により、不眠症の改善とストレス耐性の改善。さらにインナーマッスルがつくことにより、代謝が上がり体脂肪の燃焼が行われ、肥満の予防改善にもつながる。
治療方法
腹式呼吸をマスターするまでにはトレーニングが必要である。まず、仰向けに寝転がり下腹部に手を当てて、息を吸うときに下腹部をふくらませ、吐くときにへこませるドローインというトレーニングで腹式呼吸ができているか確認することから始めるのがおすすめである。
腹式呼吸の感覚を覚えてきたら、日常生活の中でも意識して腹式呼吸ができているかを確認することを習慣化する。呼吸は意識していなくても、自律して行われる動作のため意識していないと、腹式呼吸が行われていないことに気がつくことができない。
意識せずとも腹式呼吸ができることが多くなってきたら、プラスαでマインドフルネス・鼻呼吸を取り入れてより健康効果の高い呼吸をマスターすることをオススメする。
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