みんな大好き!パン、パスタ、シリアル……の真実 「いつものパン」があなたを殺す

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書籍紹介
『みんな大好き!パン、パスタ、シリアル……の真実 「いつものパン」があなたを殺す』

書籍情報

みんな大好き!パン、パスタ、シリアル……の真実 「いつものパン」があなたを殺す
ディビット・パールマター-著者
神経科医。米国栄養学会フェロー。米国栄養学会の「年間最優秀ヒューマニタリアン賞」や、神経変性疾患の先駆的研究に対する「ライナス・ポーリング賞」をはじめ、数々の賞を受賞。医学関係のさまざまな出版物に著作を発表し、世界各地で講演を行なっている。アメリカ全国ネットのテレビやラジオにも出演歴多数。現代の食と健康への問題提起を行ない、その論説は日本でも大きな波紋を引き起こした。著書に『「腸の力」であなたは変わる』『実践レシピ「いつものパン」があなたを殺す では、何を食べる?』(以上、白澤卓二訳、三笠書房)。

◆書籍概要

日々食べているパン、パスタ、シリアルなどの炭水化物肥満糖尿病アルツハイマー病(認知症)うつ病を引き起こし、私たちの健康・寿命を脅かしていた!?衝撃の内容が記された一冊です。

私たちの主食にあたるパンや麺、シリアルが実は、脳にダメージを与えています。これらを食べた時に体にどのような変化が現れるのか?特に脳に関する悪影響が解説されます。

炭水化物に含まれる糖質やパンに含まれるグルテンによって、脳がダメージを受けるメカニズム、そして認知症うつ病をはじめとした症状を引き起こす原因を解説しています。

また、今まで悪者扱いされていたコレステロール脳を支える必要な栄養素であること、コレステロール降下剤によって、無理やりコレステロールを下げることで糖尿病認知症のリスクが上がる!という今までの常識を覆す研究結果を解説、紹介しています。

では一体どのような食事、習慣が健康的で脳にダメージを与えなくて済むのか?具体的な食品群に分けて「摂っていいもの」「避けるべきもの」で確認でき、運動・睡眠ごとに実践できるハウツーが公開されています。

 あとがき

本書において特に私の目を引いたのは「コレステロール降下剤」の存在です。閉経後、更年期障害で悩む女性には必ずと言っていいほど処方されているのがコレステロール降下剤です。女性ホルモンの低下によって、必然的に血液中のコレステロールの値は更年期に突入すると上昇していきます。

コレステロール値、特にLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の値が高いと、動脈硬化による心筋梗塞脳梗塞などの疾患リスクが上がるとして、コレステロール降下剤が処方されます。

しかし、本書ではLDLコレステロール値が極端に低い人たちパーキンソン病(難病)にかかるリスクが350%上昇するという報告と、総コレステロールが高いグループの方が、どの死因についても死亡率が低かったという調査結果が紹介されています。つまり、コレステロール値が高いほど健康的だったという研究結果が存在します。

そしてコレステロール降下剤を服用している人たちは、服用していない人よりも糖尿病リスクが48%高くなるという研究結果と、コレステロール降下剤によってLDLコレステロールの値が低くなった人の死亡率が一番高い!という結果を紹介しています。つまり、薬でコレステロールの値を下げるほど不健康と言える研究結果が存在します。

服用すればするほど健康を害する薬がなぜ処方され続けるのか?本書はアメリカの医師デイビッド・パールマター氏の著書です。日本はアメリカと比べて医療レベルが10年遅れていると言われています。逆に言えば、アメリカの医療は日本より10年先をいった医療といえます。より最先端で健康的な体づくりを考えるならば、取り入れるべき健康知識と言えるでしょう。


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