書籍紹介
『あいうべ体操と口テープが病気を治す!鼻呼吸なら薬はいらない』
書籍情報
あいうべ体操と口テープが病気を治す!鼻呼吸なら薬はいらない
今井一彰-著者
1995年 山口大学医学部卒業。同大救急医学講座に入局し、集中・救急治療に従事する。2006年 みらいクリニック院長に。学生時代より興味を持っていた、東洋医学の研鑽を積む。東洋医学会認定漢方専門医。NPO法人日本病巣疾患研究会副理事長。加圧トレーニングスペシャルインストラクター。あいうべ体操(息育)、ゆびのば体操(足育)二つの「ソクイク」で病気にならない体つくりを提供している。
◆書籍概要
呼吸を口から鼻に変えるだけで、アトピー性皮膚炎・喘息・歯周病・リウマチ・うつ病までみるみる良くなっていく!と紹介されたのが本書です。
7割の病気は口呼吸によってもたらされているとし、その原因は口呼吸によって大量の病原菌や異物を取り入れてしまい、免疫細胞が過剰に反応してしまい、免疫システムが崩壊。そして免疫細胞のバランスが崩れ、芋づる式に免疫を司る自律神経のバランスも崩壊し、メンタルにまで悪影響が現れると考えられています。
口呼吸から鼻呼吸へ切り替えることで、アレルゲンなどの有害物質は微細な鼻毛によりフィルタリングされ、深い呼吸になり自律神経が整い、体の冷えまで改善されるなどなど・・・多くの健康的恩恵が得られることがわかりやすく解説されます。
そして鼻呼吸を習慣化する方法として「あいうべ体操」と寝ている間の鼻呼吸をサポートする「口テープ」でより実践的に鼻呼吸を生活に取り入れることができます。
あとがき
呼吸の大切さは『図解 眠くなるほど面白い 体幹の話』や『図解 眠くなるほど面白い 自律神経の話』、『ストレスを操るメンタル強化術』におけるドローイン・マインドフルネスで、すでに理解していました。
しかし、まさかここまで鼻で呼吸することが健康に大きく貢献するとは思ってもみませんでした。実際に鼻呼吸を習慣化したことで、呼吸が深くなり、血行改善や自律神経の調整、アレルギー症状の改善なども感じましたが、それとは別に姿勢の改善も見られました。口呼吸だとどのような姿勢でも息がしやすいのですが、鼻呼吸は背筋が伸びた状態でないと気持ちよく呼吸ができないため、自然と背筋が伸び猫背だった姿勢は綺麗に伸びるようになりました。
またドローインによるインナーマッスルの強化も手伝って、意識せずとも姿勢が伸びる習慣を身につけることができました。さまざまな健康習慣が連鎖し合い、大きな健康効果につながることは確かです。そんな健康習慣の一つに鼻呼吸がぜひとも始めてほしい!
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