脳科学者が教える 集中力と記憶力を上げる 低GI食 脳にいい最強の食事術

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書籍紹介
『脳科学者が教える 集中力と記憶力を上げる 低GI食 脳にいい最強の食事術』

書籍情報

脳科学者が教える 集中力と記憶力を上げる 低GI食 脳にいい最強の食事術
西剛志-著者
東京工業大学大学院生命情報専攻卒。博士号を取得後、特許庁を経て、2008年にうまくいく人とそうでない人の違いを研究する会社を設立。世界的に成功している人たちの脳科学的なノウハウや、才能を引き出す方法を提供するサービスを展開し、企業から教育者、高齢者、主婦など含めてこれまで1万人以上に講演会を提供。エビデンスに基づいた研修、商品開発サービスなども全国に展開。テレビやメディアなどにも多数出演。著書シリーズは海外でも出版され「80歳でも脳が老化しない人がやっていること」(アスコム)をはじめとして累計22万部を突破。

◆書籍概要

脳の活動・パフォーマンスを高め、集中力・記憶力を引き上げる低GI食の活用について解説紹介されたのが本書です。脳のエネルギー源となる糖質、この糖質の摂取量が少なすぎても多すぎても、脳にはよろしくない、そして急激な血糖値の上昇と共に起こる血糖値スパイクも脳にはよろしくない・・・

そんな血糖値のコントロールに役立つのが低GI食です。脳の働きだけでなく、認知症糖尿病糖化酸化による老化の予防改善にも低GI食は効果的であると解説されています。実際に低GI食とはどのような食品群を言うのか?本書では一覧として紹介されています。

GI値が高いほど、血糖値を速やかに上げるため血糖値スパイクのリスクが高くなり、脳のパフォーマンスを下げる原因になります。GI値が低いもの、つまり低GI食を取り入れることで、血糖値の上昇を緩やかにし、脳にしっかりと糖を送りパフォーマンスを上げることができると言うことです。

また低GI食とは別に、脳の活性化につながる食習慣として、朝食の高カカオチョコレート・エクストラバージンオリーブオイル・魚に含まれるDHA,EPA・1/2カップブルーベリー・亜鉛などなど様々な観点から、脳のパフォーマンス向上の習慣を知ることができ、実践することができます。

 あとがき

「高糖質な食事=体に良くない」と言う価値観からもう一歩踏み出して・・・「血糖値が急上昇する食事=体に良くない」とアップデートしてくれたのが本書です。同じ糖質量でも、血糖値に与える影響は全く異なることがGI値を通して知ることができます。私が一番驚いたのは高カカオチョコレート(72%)のGI値が29に対して、せんべいのGI値が91とチョコレートの方が甘くて血糖値を上げそうなのに、実際は米でできたせんべいの方が何倍も血糖値を上げやすいという・・・

元々MEC食を主体とした糖質制限を行い、血糖値は上げすぎないように気を配る食生活でしたが、低GI食が加わることでより質の高い健康食に仕上げることができました。脳の話が主体となるので、認知症・うつ病などの予防改善にはもってこいの書籍と言えるでしょう。


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