図解 眠れなくなるほど面白い 自律神経の話

なし

書籍紹介
『図解 眠れなくなるほど面白い 自律神経の話』

書籍情報

タイトル
図解 眠れなくなるほど面白い 自律神経の話
小林弘幸-著者
順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。スポーツ庁参与。順天堂大学医学部卒業、同大学院医学研究科を修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、アイルラン国立小児病院外科で勤務を経て、現職。自律神経研究の第一人者として、トップアスリートや文化人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導に携わる。

◆書籍概要

疲れイライラ頭痛肩こりめまい便秘などなど、体の不調は自律神経を整えれば改善することを解説紹介したのが本書になります。

そもそも自律神経とはどのようなものなのか?自律神経が悪くなることで何が起きるのか?などなど自律神経に関する基本的なお話から分かりやすく解説してくれます。

では実際に自律神経を整える方法とは具体的にはどのようなものか?自律神経は日々の生活習慣食事習慣による影響を大きく受けます。つまり日頃の過ごし方や、食べ方食べ物によって自律神経を整えることができます。「厳しい運動や食事制限が必要になるのか?」と不安になる方もいるかもしれませんが、本書で紹介されている方法はどれも簡単にできるものばかりです。例えば数分で効果が出る呼吸法であったり、朝起きたらコップ一杯の水を飲むだけだったりと、いつもの生活習慣に加えたり、少し変化させるだけの方法がたくさん紹介されています。

自律神経を整える上でメンタル力(考え方)運動も取り入れることで、より高い効果を期待できます。自律神経は人の感情や精神に大きく作用します。そのためストレス周りの環境などによる影響をモロに受けます。自律神経を整え悪い方に傾かないようにするためにも、自身の人間力を上げたり、緊張・不安などを取り除く方法を身につけることが必要になります。自律神経を整える運動に関して「ハードな動きは推奨していません」ウォーキング階段の上り下りなどの日常的な動作の中に軽い運動を盛り込むことをお勧めしています。逆にハードな運動自律神経のバランスを悪化させてしまうので、追い込み過ぎには注意が必要です。

 あとがき

自律神経に対する世間一般的な認知度はそこまで高くないでしょう。しかし、うつ病適応障害などの精神疾患とも関わりがある要素になり、その需要は高まっていると思われます。会社や家庭、学校などでストレス人間関係に悩む方が増えたことも需要が高まった一つの理由でしょう。

私自身、職場でのストレスからうつ病、適応障害と診断され休職ののちに退職する運びになりました。その後に通った病院では漢方による自然治癒を行い、それに合わせて私自身が本書籍をはじめとした自律神経、メンタル強化に関する書籍から独学で症状を克服するまでに至りました。

ストレス社会とも取れる今の日本社会において、誰しもが知っておくべき知識が多く含まれた書籍の一つであると私は考えています。「毎日会社に行くのが精神的に辛い」「毎朝起きるのが億劫」「不安から夜眠ることができない」などなど、多くの体調不良の根幹には自律神経の乱れが隠れています。これを機に、自律神経に対する理解を深めメンタル強化、体調改善に努めてみてはいかがでしょうか?


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