糖尿病【現状・種類】

糖尿病の現状

 糖尿病は日本人の”国民病”とも言える病気である。


 2016年の国民健康・栄養調査によると
「糖尿病が強く疑われる者」
「糖尿病の可能性を否定できない者」の推計人数は2000万人にのぼる。

 6人に1人が糖尿病、糖尿病予備軍だということである。

糖尿病の種類

1型糖尿病

 ウイルスなどによって、膵臓がインスリンを生成できず、血糖値の制御ができなくなる。

 注射によるインスリンの補給が必要になる。

 糖尿病全体の1割にあたる。

症状

  • 喉の渇き
  • 頻尿
  • 急激な体重減少
  • 疲労感

2型糖尿病

 糖質の過剰摂取、運動不足などの生活習慣の乱れから起こる症状。

 糖質の摂りすぎによって、インスリンを作り出す膵臓が疲労し、インスリンの分泌が低下する。

 糖尿病全体の9割にあたる。

症状

  • 疲労感
  • 皮膚の乾燥による痒み
  • 手足の感覚が低下
  • 感染症にかかりやすくなる
  • 頻尿
  • 目のかすみ
  • 性機能の問題(EDなど)
  • 皮膚の傷が治りにくくなる
  • 空腹、喉の渇きの増幅

治療方法

 糖尿病は1型・2型ともに一度発症してしまうと完治することはなく、インスリン注射による対処療法のみの治療が行われる。

 しかし、食事療法や適度な運動によって、2型糖尿病は寛解(薬の服用が必要なくなる)する可能性もある。

2018年12月30日 著者:牧田善二 発行所:株式会社日本文芸社『眠れなくなるほど面白い 図解 糖質の話』

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