書籍紹介
『図解 眠れなくなるほど面白い 肝臓の話』
書籍情報
タイトル
図解 眠れなくなるほど面白い 肝臓の話
栗原毅-監修
1951年新潟県生まれ。北里大学医学部卒業。前東京女子医科大学教授、前慶應義塾大学特任教授。現在は栗原クリニック東京・日本橋院長を務める。日本肝臓学会専門医。治療だけなく予防にも力を入れている。血液サラサラの提唱者のひとり。
◆書籍概要
肝臓と大きな繋がりがあるお酒、健康に悪いと思われがちの飲酒ですが、実は健康促進に効果的な存在であると解説紹介したのが本書になります。
お酒=不健康というのが世の常識だと思われます。しかし本書では、お酒を飲むことで寿命が伸びるという驚きのデータが紹介されているなど、目を疑うような新常識が満載になります。またお酒の適量についても具体的な数値を用いて解説されるなど、実際に飲酒をする際の目安としてわかりやすく紹介されています。
お酒と一言にしても多くの種類が存在し、それぞれに違った選び方や健康効果が期待できます。本書ではお酒の種類ごとにその選び方や健康効果について解説しております。例えば、ビールのホップには認知症予防効果が期待できたり、焼酎の甲類、乙類ではどちらが健康的?などなど具体的なお酒の種類を挙げて解説しています。
お酒の種類だけでなく、飲み方やおつまみの選び方にも健康的で太りにくい方法があります。健康を考えると疎遠になりがちな揚げ物が実はお酒の席では健康的な食品に!?お酒と共に糖質を摂ると太りやすいさが倍増する!?などなど衝撃的なお酒のお話も解説されています。
あとがき
『眠れなくなるほど面白い肝臓の話』ではありますが、本書の内容は「お酒」に関する情報が主になります。そのため肝硬変や脂肪肝、肝臓がんなどの肝臓にまつわる病気のことについて詳しく知りたかったという方には合わないかもしれません。
しかし、肝臓のことを顧みる上でお酒との付き合い方というのは避けては通れない道でしょう。お仕事の付き合いで、お酒の席に呼ばれることもありますし、お友達同士のお付き合いでお酒を飲むこともあるでしょう。そういったシチュエーションで、人間関係を円滑に保ちながらも健康にも意識を向けていきたいという方には是非手にとっていただきたい一冊になります。
またお酒=不健康とお考えの方にとっても、まさに目から鱗な情報が盛り沢山になります。酒は百薬の長と言われるだけあって、さまざまな健康効果をもたらしてくれます。しかし、お酒も適量を超えれば毒になってしまう・・・またおつまみの選び方によっては太る原因にもなります。そういったアルコール飲料の正しい知識を持ち、健康促進につながるお酒の適量・飲み方をぜひ身についていただければと思います!!
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