書籍紹介
『福田稔の気血免疫療法 やらんばなるまい 医療革命‼︎』
書籍情報
福田稔の気血免疫療法 やらんばなるまい 医療革命‼︎
福田稔-著者
1939年、福島県生まれ。新潟大学医学部卒。1967年、新潟大学医学部第一外科入局。免疫学の安保徹氏と「福田―安保理論」を打ち立て、1996年より自律神経免疫療法を始めて、自律神経免疫治療研究会理事長を務める。2013年気血免疫療法会を設立。 松田/博公 1945年、神戸市出身。国際基督教大学卒。東洋鍼灸専門学校卒。明治国際医療大学大学院鍼灸学専攻(通信教育課程)修了。元共同通信社編集委員。現鍼灸ジャーナリスト。
◆書籍概要
がん、パーキンソン病、アトピー性皮膚炎などの難病の根本治療の一つとして存在する気血免疫療法のメカニズムとその治療法について記されたのが本書です。
1〜5章にかけて、自律神経と免疫を整えることの重要性とストレスが与える体への負担を解説しています。東洋医学をもとに根本治療を実現する気血免疫療法の効果と、実際に医院で施術をする場合の流れ、また自身でツボを押すことでセルフケアを行う方法を解説しています。
本書では井穴を揉むことで、喘息、アレルギー、アトピー性皮膚炎、不眠、耳鳴り、うつ病の治療に成果をあげたとさえる「爪もみ療法」
第二の心臓と呼ばれるふくらはぎを揉むことで、血流を改善させ根本治療を加速させる「ふくらはぎ療法」
つむじに注射針で少量の血液を取り出し、脳や頭の血流を改善させる「つむじ療法」
良いストレスを受け、悪いストレスは避ける「ストレス対処法」
ここまでの内容が1章で語られ、のちの2〜5章は福田稔氏の対談や体験者の声などが紹介されています。
あとがき
手に取ったのは偶然で、交流磁気治療器の体験会場にご自由にお読みくださいと置いてあったものが本書でした。本書でには交流磁気治療に関する内容は特に記載はありませんが、血行改善の重要性という点で共通していました。
全身の血行を良くするには、自律神経のバランスを整えること。特にストレスによって優位になりがちな交感神経を落ち着かせて、リラックスを司どる副交感神経を優位にすることが課題であること。
自律神経のバランスを整えることで、免疫細胞である顆粒球とリンパ球のバランスも正常化し、免疫の暴走によって起こるアレルギーや自己免疫疾患の改善につながることが、解説されていました。
私が実践しているのは井穴ですが、どこでも気軽にできる血行改善法でとても重宝しています。バスや電車の移動中や、休憩中にマインドフルネスをしながら揉めば相乗効果も期待できるでしょう。そんな血行改善の大切さと難病の根本治療のバイブルとして本書はおすすめの一冊です。
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