薬に頼らず血圧を下げる方法

高血圧

書籍紹介
『薬に頼らず血圧を下げる方法』

書籍情報

薬に頼らず血圧を下げる方法
加藤 雅俊-著者
薬剤師/薬学研究者/体内環境師®ミッツ・エンタープライス(株)代表取締役社長、JHT日本ホリスティックセラピー協会会長、JHT日本ホリスティックセラピストアカデミー校長
大学卒業後、ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社に入社。研究所にて、血液関連の研究開発に携わる。プロダクトマネージャー就任後、全国の病院を見てまわり毎年患者数が増えている医療現場に疑問を抱く。「薬に頼らずに若々しく健康でいられる方法」を食事+運動+心のケアと一緒に研究し、1995年に予防医療を目指し起業。「心と体の両方」をみるサロンやセラピスト養成のためのアカデミーを展開。他に例を見ない「食事と運動の両方をみる医学」がテレビ・雑誌等で取上げられ話題となり、モデルや女優の体内環境のケアを担当。またプロ野球チームやアスリートのコンディショニングケアを担当する。現在著書累計は240万部を超える。

薬に頼らず血圧を下げる方法 書籍概要

タイトルにある通り、薬に頼ることなく血圧を下げる方法について解説されたのが本書です。「その場で20mmHg下がった」「食事を変えず50mmHg下がった」などの声が集っています。

具体的な降圧法として、ツボ押し、ストレッチの方法が写真付きでわかりやすく解説されています。他にも、高血圧を良くするのに役立つ情報が盛り沢山です。

例えば血圧を下げる栄養素カリウムを多く含んだ食品とその取り方!調味料の中にも降圧剤として働くものが!あの飲み物が血圧を下げる!?塩によっては血圧に効果がある!など高血圧改善に役立てたいものばかりです。

血圧を下げるなら薬でいいのでは?と考える方も多いでしょう。しかし血圧を下げる薬「降圧剤」には副作用やその効果を疑うようなデータが存在します。薬は飲まないに越したことはありません。薬害のリスクを下げるためにも、本書には一読の価値があります。

 薬に頼らず血圧を下げる方法 あとがき

私自身は血圧に悩むことはまだありません。しかし、老人ホームで勤務していた時は血圧計を手にしない日はありませんでした。

高血圧は脳梗塞心疾患のリスクを上げると言われ、降圧剤を服用する人も多いでしょう。本書ではその高血圧の基準が年々厳しくなっていること。そしてその基準があまりにも厳しすぎて、もはや意味をなさないことが論じられています。

本当に高血圧の薬は必要なのか?そもそも高血圧の原因は何のか??本書を通して、より知識を得たとともに「血圧を下げることは対処療法・・・よりも下だな」と感じたのが大きな収穫でした。

言ってみれば風邪薬と変わりません。風邪ウイルスにかかって、体がウイルスを倒すために体温をあげますが、私たちはその熱が辛いので解熱剤を飲む。別に解熱剤はウイルスを倒すことには貢献してません。ただ表面に出てきた熱という症状が辛いから抑えただけ。

高血圧にも同じことが言えます。血管の平滑筋が固くなったり、心肺機能が衰えたりが高血圧の原因なのですが、降圧剤はそれらの根本原因にはかすりもせず、ただ無理やり血管を広げたり、心肺機能をより抑制したりして血圧を下げます。

そんな薬が処方されている薬全体の11.4%を占めていて、7525億円も売り上げている・・・私たちが毎月支払っている保険料が誰かのためになっているのか・・・甚だ疑問が残ります。


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