糖質ロス・ケトフルエンザとは 栞が解説する一時的な不調

用語集

◆糖質ロス・ケトフルエンザとは

・説明

糖質制限、ケトジェニックを行うと起こることがある反応である。

好転反応(体が良い方向に向かおうとする)のように、一時的な症状であり長期化することはないと考えられる。

・症状

一時的にインフルエンザに罹ったかのような症状にみまわれる。

  • 倦怠感
  • 鼻の詰まり
  • 気分の落ち込み
  • 消化不良
  • ニキビ
  • 頭痛
  • イライラ

・メカニズム

体が今までエネルギー源としてきた糖質が減ったり、断たれたことに危機感を持つことで現れる症状である。

人にはエネルギーを作り出すエンジンが二つある。

一つは糖質を原料とするエンジン。

もう一つは体脂肪を原料とするエンジンである。

糖質制限やケトジェニックにより糖質が減ると、体脂肪を燃やしてエネルギーにするエンジンをふかす必要が出る。

体脂肪は飢餓などの非常事態時に使われるエネルギー源であると体は認識している。そのため危機感を感じて糖質を摂取しようと脳に働きかけたり、エネルギーの消費を抑えるために体の機能を低下させる。

その際に現れるのは糖質ロス・ケトフルエンザである。

・治療法

糖質ロス・ケトフルエンザは治療の必要はない。

糖質制限、ケトジェニックをそのまま継続し、1週間ほどで症状は落ち着く。

症状が落ち着くと同時に、症状が現れる前よりも気分の向上や活気が溢れる、疲れを感じにくくなるなどの健康効果が期待できる。

糖質制限によって、体脂肪が燃焼されるとケトン体と呼ばれる栄養素が体内で生成される。

上記の症状解消後の健康効果はケトン体によるところが大きい。

ケトン体には、糖尿病認知症動脈硬化肥満うつ病アレルギーなど多くの生活習慣病のリスクを下げ、改善予防効果が期待できる。

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