用語集
◆ファイトケミカルとは
説明
植物が紫外線や昆虫など、植物にとって有害なものから体を守るために作りだされた色素や香り、辛味、ネバネバなどの成分で、野菜や果物の皮やアクに多く含まれている。これらの成分は元々、動くことができない植物が自衛のために作り出した成分だと考えられている。近年の研究では1万種類以上のファイトケミカルが存在することがわかっている。
代表的なファイトケミカル
ポリフェノール
チョコレートや緑茶、ワインなどに含まれるファイトケミカル。強力な抗酸化作用で眼精疲労や動脈硬化をはじめとした生活習慣病を予防する手助けになる。カカオ72以上の高カカオチョコレートにはより強い抗酸化作用があり、アンチエイジング効果・認知症リスクの低下がより期待できると考えられる。
イオウ化合物
ニンニクやわさび、ブロッコリーにも含まれるファイトケミカル。血流促進や血液そのものをサラサラにして動脈硬化を予防する。アブラナ科のブロッコリーにはデトックス効果もあり、体内にたまった毒素を排出し、アンチエイジング効果が期待できる。
糖関連物質
シイタケなどのキノコ類や海藻に含まれているファイトケミカル。抗酸化作用が強く、アンチエイジングから生活習慣病の予防までこなす。またシイタケには豊富なビタミンD・食物繊維が含まれており、がん・骨粗鬆症・うつ病・リーキーガット症候群・糖尿病のリスクを低下させると考えられる。
カロテノイド
人参やほうれん草に含まれるファイトケミカル。人参であればβカロテンがそれにあたる。免疫細胞を刺激して、免疫力をアップさせる力がある。人参に含まれるβカロテンは皮に一番多く含まれているので、軽く洗って皮残しで食べるのが健康にはベストである。
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