腰痛とは
用語集
腰痛とは
腰痛とは 説明
腰部に現れる痛みや違和感、張りのこと。
厚生労働省が実施した「国民生活基礎調査」によると、腰痛は日本人の自覚症状の一位であり、統計開始から30年間で約160%まで増加している
腰痛とは 症状
腰部に痛みや違和感、張りが現れる。
痛みによって、歩行や立位が困難になり、杖や歩行器、車椅子の使用を余儀なくされることがある。腰痛の悪化により、安静にする時間が増えると姿勢を支える筋力が低下し、コルセットの使用を検討する必要も出てくる。
コルセットは体の姿勢を効果があり、腰への負担を減らしてくれる。しかし、コルセットの長期使用は体幹の筋肉の低下につながるためおすすめできない。
腰痛とは メカニズム
筋筋膜性疼痛症候群(MPS)などの理由によって腰回りの筋肉が緊張(硬くなる)ことによって、血行不良が起こることで腰痛は発症する。
筋肉が硬くなることで、筋肉内の血管も柔軟性を失い、血行を悪化させる。その悪化した血行を改善するために、体はブラジキニンと呼ばれる物質を分泌し、血管を広げようとする。このブラジキニンが炎症を引き起こす腰痛の原因物質である。
腰部で分泌されたブラジキニンが一定量を超えることで、神経に触れて痛みとして現れる。
その他にもプライミング効果と呼ばれる心理作用によって、痛いと思うだけで腰痛が増したり、長期化することがある。
腰痛とは 治療法
腰痛を根本的に改善するには、腰回りの筋肉の柔軟性を取り戻し、血行を良くすることが求められる。筋肉を柔らかくするために、適度な運動であるウォーキングや腰痛緩消法、ストレッチなどが効果的である。
しかし、これらだけではなかなか十分な効果は期待できない。そのため、筋肉だけでなく、直接血行を改善する方法も同時に行うことで、早く効果的に腰痛を解消することが求められる。血行改善の効果的な方法としてマインドフルネスがおすすめである。
またプライミング効果を抑えるために、趣味や楽しみなどに耽ることで、痛みから意識を離すことも効果的である。
コメント