アルツハイマー型認知症【リコード法:銅:亜鉛比率】

なし

銅と亜鉛【原因】

 銅も亜鉛も、人体にとって必要なミネラルの一つである。

 しかし、この二つのミネラルの比率によって「認知症」の発症リスクを大きく変える。

 銅が過剰になり、亜鉛が不足している状態だと
 認知症の発症を促す形になる。


 フリーラジカルと呼ばれる存在として体内にあり、脳に損傷を与え炎症を起こすきっかけになる。
 

 フリーラジカルとは
 不対電子を有する分子のことを指し、身体のタンパク質内外を平気で行き来するために、体にダメージを与えてしまう。

亜鉛


 ・フリーラジカルを作らず、体にダメージを与えることはない。

 ・インスリンの合成、貯蔵及び放出に必須である。 


 ・認知症とインスリンとの関係は深く
亜鉛が不足することでインスリンの機能に支障がでて、認知症のリスクを上げることにつながる。

 ・亜鉛が不足することで、炎症を引き起こす「自己抗体値」を上昇させたり、水銀カビなどの毒物に敏感になってしまう。

 

 ミシガン大学のジョージ・ブルーワー教授の研究・調査にて
 銅と亜鉛が認知機能に及ぼす影響を追求し、ほとんどの人が亜鉛不足であり、銅が過剰であることを突き止めた。 

 世界では人口の4分の1に当たる20億人が亜鉛不足であると推定される。
 亜鉛が少ない状態「亜鉛欠乏症」は特に高齢者に多く、アルツハイマー型認知症に大きく影響を与えている。

銅と亜鉛【改善】 

 銅と亜鉛の血中濃度は、ともに100mcg/dlであるべきであり
 比率は1:1が理想である。

 上記の比率に1.4倍以上の差があれば、認知症と関係してくる。

 必要なのは銅の制限亜鉛の補給である。

 市販の加工食品には多量の銅が含まれているため、加工食品を避けて自然由来の食品を摂ると良いだろう。

 しかし、現代の生活で加工食品を全く取らない生活は困難極まりないと考えられるため、銅の制限は気持ち程度で考え、亜鉛の補給を徹底する方が効率的だと思える。

 亜鉛は卵・アーモンド・高野豆腐・納豆などの食品に多く含まれており、毎日取りたい食べ物のばかりである。

 上記の亜鉛を多く含む食品を取り入れながら、サプリメントなどで補助的に亜鉛を補給するのが一番良い形であろう。

・亜鉛ピコリネート 1日25〜50mg(過剰摂取は厳禁)


・抗酸化物質αーリポ酸(銅によるダメージ予防)


2018年3月1日 著者:デール・ブレデセン 監修:白澤卓二 訳者:山口茜 発行所:ソシム株式会社『アルツハイマー病 真実と終焉 ”認知症1150万人”時代の革命的治療プログラム』

2019年7月24日 著者:牧野直子 発行所:日本文芸社 『眠れなくなるほど面白い 図解 栄養素の話』


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