アルツハイマー型認知症【リコード法:リーキーガット症候群】

なし

リーキーガット症候群【原因】

 リーキーガット症候群(腸漏れ症候群)とは

 腸の壁を覆う細胞が緩み、穴が空いたような状態になることである。

 腸壁を作る細胞は密着した状態で、腸内をコーティングする役割がある。

 この密着結合により、腸を流れる食べ物が腸内に留まることができる。
 そして、消化分解され腸壁を通り抜けることができるくらいまで、小さくなった栄養素だけが腸から血流に流れる。

 しかし、リーキーガット症候群を起こしている腸では、腸壁が緩み、消化吸収で適切な形になる前の食べ物までもが血流に乗ってしまう。

 体はそれらの食べ物を異物として判断し、免疫が攻撃を始める。

 その結果、身体中の血管で炎症が起こる。

 炎症はアルツハイマー型認知症の三大原因の一つであり、リーキーガット症候群は認知症悪化の大きな要因となる。

リーキーガット症候群【改善】

 大規模な炎症を引き起こすリーキーガット症候群は多くの下記の物質によって誘発される。

・グルテン(小麦製品に含まれる有毒タンパク質)
・カゼイン(乳製品に含まれる日本人が消化酵素を持たないタンパク質)
・トランス脂肪酸(マーガリンなどに多く含まれる脂肪酸)
・殺虫剤に含まれる化学物質
・糖質
・防腐剤
・イースト
・アスピリン(解熱鎮静剤)
・アセトアミノフェン(解熱鎮静剤)

 上記の物質によってリーキーガット症候群が誘発される。

 特に気にかけるべきはグルテン・カゼイン・トランス脂肪酸であろう。

 グルテンを含む小麦製品は多種多様あり、特にパンにはイースト高糖質なものが多く、腸壁にダメージを与えるものが多く含まれている。

 乳製品に含まれるカゼインだが、チーズやバターには加工の過程で比較的少なくなっているため、生乳の摂取を日課としている場合などは、注意が必要であろう。

 トランス脂肪酸を多く含むマーガリンは手軽で使いやすい食品であるが、腸内で炎症を引き起こす有害な物質である。
 アメリカなどではその危険性が知られており、マーガリンが規制の対象になっているほどである。

 リーキーガット症候群の改善には
 上記の物質の排除と摂取制限が必要になる。

ボーンブロス

 加えて、穴が空いてしまった腸壁を埋めるために

 ボーンブロスを摂取するのも手である。

 ボーンブロスとは
 鶏・魚などの骨から取る出し汁である。

 コラーゲンを放出する間接、腱、骨髄と腸壁の穴埋めをしてくれるグルタミン、グリシン、ミネラル、ビタミンを多く含んでいる。

 有機放牧飼育の動物や天然魚の骨の出汁を購入するか、実際に鶏ガラや魚のアラを鍋で煮て出汁を取るのも良い。

「ボーンブロスの作り方」

『ボーンブロスの作り方 フリーター生活日記50〜51日目』
生活習慣病を良くしよう!!生活習慣病カウンセラー 栞 【フロントページ】 生活習慣病カウンセラー 栞…

2018年3月1日 著者:デール・ブレデセン 監修:白澤卓二 訳者:山口茜 発行所:ソシム株式会社『アルツハイマー病 真実と終焉 ”認知症1150万人”時代の革命的治療プログラム』


2019年07月02日 著者:松原秀樹 発行所:日貿出版 『腸もれ リーキーガット解消法 アレルギー 肥満 糖尿病 体質改善の鍵は腸にあり』

2019年7月24日 著者:牧野直子 発行所:日本文芸社 『眠れなくなるほど面白い 図解 栄養素の話』




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