アルツハイマー型認知症【リコード法:セレンとグルタチオン】

なし

セレンとグルタチオン【原因】

 セレンとは
 ・体内に10mgしか存在しない「微少ミネラル」の一つである。
 ・魚介類、肉類、ねぎ、玉ねぎ、トマト、胚芽などに含まれている。
 ・不足することは稀で、毒性があるためサプリメントなどで過剰摂取することで
  中毒を起こすリスクがある
 ・グルタチオンの再生

 グルタチオンとは
 ・肝臓などで作られるアミノ酸の一つであり
  グルタミン酸、システイン、グリシンの三つのアミノ酸が連なることで誕生する。
 ・ビタミンCの還元(元気にする)
 ・薬物・毒素の解毒作用。
 ・フリーラジカルの除去
 ・脳細胞のサポート

 フリーラジカル
 不安定な電子を持つ存在で、脳をはじめとした体組織にダメージを与える存在である。

 グルタチオンはフリーラジカルを除去し、脳へのダメージを抑える効果を持っている。

 そして、グルタチオンがフリーラジカルの除去に使い果たされた場合、セレンによってグルタチオンの再生が行われる。

 グルタチオンが減少することで
 ・フリーラジカルによる炎症
 ・毒素の解毒不良
 ・脳細胞のサポートに支障

 上記の理由からアルツハイマー型認知症の三大原因
 「炎症」「毒素」に大きく関わり、認知機能の低下を引き起こす。

 また、グルタチオンの減少により、セレンの減少も起こる。

セレンとグルタチオン【改善】

 セレンは「血清セレン」グルタチオンは「GSH」と呼ばれる検査数値で測ることができる。

 ・血清セレン 110〜150ng/mL
 ・GSH 5.0〜5.5μmol/L

 セレンは微少ミネラルで、多量に取ると中毒の危険があるため、サプリメントでの摂取は難しい。

 グルタチオンの解毒作用を高めるために、グルタチオンとビタミンCサプリメントを取り入れることで、炎症と毒素を抑制するのが望ましいだろう。



2018年3月1日 著者:デール・ブレデセン 監修:白澤卓二 訳者:山口茜 発行所:ソシム株式会社『アルツハイマー病 真実と終焉 ”認知症1150万人”時代の革命的治療プログラム』

2019年7月24日 著者:牧野直子 発行所:日本文芸社 『眠れなくなるほど面白い 図解 栄養素の話


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