ビタミンB1
ビタミンB1には記憶形成に必要な役割がある。
実際にビタミンB1が不足することで「ウェルニッケ・コルサコフ症候群」と呼ばれる物忘れを引き起こす症状が誘発される。
認知機能低下や加齢への関与などは不明だが、認知力の維持にビタミンB1は必要不可欠である。
ビタミンB1は
- 豚肉
- 赤身肉
- 全粒穀物
- ナッツ
- 大豆
- カリフラワー
- ほうれん草
などに多く含まれている。
逆に体内のビタミンB1を分解してしまう「チアミン分解酵素」と呼ばれる物質を含む食品も存在する。
・紅茶
・コーヒー
・酒
・生魚
ビタミンB1の欠乏は直接、アルツハイマー型認知症を引き起こすものではない。
しかし、知識としてビタミンB1の存在を知っておくことは損ではないだろう。
ちなみにビタミンB1が体内にどれだけ存在するか血液検査でわかるため、適正値についても記しておく。
・血清チアミン 20〜30nmol/L
・濃厚浮遊赤血球のチアミンピロリン酸(TPP) 100〜150ng/mL
2018年3月1日 著者:デール・ブレデセン 監修:白澤卓二 訳者:山口茜 発行所:ソシム株式会社『アルツハイマー病 真実と終焉 ”認知症1150万人”時代の革命的治療プログラム』
2019年7月24日 著者:牧野直子 発行所:日本文芸社 『眠れなくなるほど面白い 図解 栄養素の話』
コメント