◆HSPとは

ちょっとした物音や人の視線や、臭いにわりかし早く、気がつく人。
私もその一人なのですが、こうした外部からの刺激に対して敏感な人たちのことをHSPと呼びます。
HSPとは「ハイリー」「センスティブ」「パーソン」の略で鋭敏な感性を持っている人という意味です。
およそ5人に1人くらいの割合で存在していて「人の顔色や会話の内容が気になったり」「匂いや音に敏感」な気質があるとHSPだと思われます。
HSPはちょっとした刺激(ストレス)にも反応してしまうため、他の人と比べるとストレスを溜めやすく生きづらく感じてしまいます。
そんなHSPは何が原因でなるのか?治せるのか?
HSPの特徴や診断などを簡単にご紹介していきます。
HSPは生まれ持ったもの

まずHSPは後天的に得るものではなく、生まれ持った“気質”です。才能や知性とも言えるでしょう。
人にはそれぞれ性格がありますが、HSPはその性格を作る土台の部分になります。
人の性格は3つの層から形成されていると言われておりこれを「性格の3つの層」と呼んでいます。
性格の違いを作る3つの層

・第1層 「HSP・HSS」 持って生まれた気質
生まれつきの性格。
おそらく遺伝子に起因しているもので、敏感さ、刺激を求める気質はこの層にあたります。
また、先天的な生命力や遺伝的な知性、才能もこの層に入ります。基本的には変えることはできない領域です。
・第2層 「個性」(環境によって作られた性格)
生まれつきの気質と、環境や生育歴などとの相互作用によって作られます。
内向的か外交的か、楽観的か悲観的か、臆病、神経質といったものがこの層に入ります。
その人らしさなので、コロコロ変わるものではありませんが、環境の変化や学習、カウンセリングによってある程度変えることができます。
・第3層 「習慣・行動」
毎日飲みに行く、遅刻癖がある、ボランティアによく行くなどの第一、第二層から出た行動と習慣です。表面的なものなので、環境や意思の力である程度変えることができます。
HSP気質の起源とメリット

HSPは人がまだ狩猟民族だった頃の名残で、獲物を狙ったり敵から身を守るために必要な素質だったと言われています。
外的(肉食動物)から身を守るため、いち早く周りの音や匂い、気配を感じて身を隠したり、食糧となる動物をいち早く見つけ、息を潜めて仕留めるためにHSPの敏感さが強みになります。
しかし、歴史は進み人を取り巻く環境は安定しHSPの能力は退化していったと思われます。
では現代においてHSPの特性は役に立たないのか?
現代においてもHSPの能力は多くの場面で役立つと思われます。
・HSPの処世術の例
- 周りに気を使うことができるので、職場や学校、家庭などの集団での生活で的確な気配りができる
- 感情移入しやすいので、相手の立場になって考えることができ、良き相談相手になれる
- 嫌な雰囲気の人を察知する力があるので、事件などに巻き込まれないように事前に危険な場所から離れられる
また、HSPは非HSPよりも人生をより楽しく感じることができるとも言われています!
HSPは五感が鋭く、共感能力も高いため、レストランで食事をした際、隠し味にまで気がつき、より料理を美味しく感じたり、映画を観れば登場人物に深く共感でき、より映画を楽しめたりできます。
HSPだからこそ!仕事がうまくいく、楽しめる!そんな場面も多く存在します。
自分はHSPなのか?簡単に診断

では実際に自分がHSPなのか?
簡単な診断ツールを用意したのでこちらで確認ください!
HSPには6つの特徴がある

一般的にHSPは特徴は4つに分けられ、それぞれの英訳の頭文字をとってDOESと呼ばれています。
そこにアメリカの心理学者エレイン・N・アーロン氏が+1としてもう一つの特徴を加え、今では5つになっています。
- D=処理の深さ、洞察力
- O=緊張や興奮のしやすさ、刺激過多
- E=感情反応の強さ、共感力
- S=些細な刺激にも鋭敏に反応する
- +1=差次感受性=環境に左右されやすい
ここにもう一つHSS(刺激欲求)の特徴も併せ持つHSS型HSPも合わせて、6つの特徴に分けて紹介しています。
HSPの中でもどの特徴が強く出ているか?によって注意点や得意なことが変わっていきます。
それぞれの特徴と診断をそれぞれの記事でまとめていますので、気になるものから一つ一つ確認してみましょう。
・D=処理の深さ、洞察力

洞察力の高いHSPは全ての情報を深いところで受け止めます。
出来事の意味、誰かの言葉、社会的なあらゆるメッセージを奥深くで処理するので内面世界が豊かで複雑です。
・O=緊張や興奮のしやすさ、刺激過多

刺激過多の特性をもつHSPは刺激をより強く受けやすいので、そうでない人よりも早く刺激がいっぱい(オーバーする)になります。
神経の昂りが続かないように、刺激から逃れるための時間と場所が必要です。また興奮や緊張をもたらす混乱や動揺を避けようとします。
・E=感情反応の強さ、共感力

共感力の高いHSPの方は、人の気持ちが自分のことのように、わかりすぎるくらいわかります。
また感情の反応が強いです。
・S=些細な刺激にも鋭敏に反応する

察知力の高いHSPは、身の回りのちょっとした変化にすぐに気がつきます。
繊細な香りや味、音楽を味わう感性が強く、すぐに驚く傾向もあります。
・+1=差次感受性、環境に左右されやすい

差次感受性は環境や経験からの影響の受けやすさのことで、良い影響も悪い影響もHSPは人一番に感じます。
良い環境だと良い影響を人一倍受けますし、悪い環境だと悪い影響をまた人一倍受けます。
・HSS型HSP

HSPとはまた気質として「HSS(High Sensation Seeking=刺激探求型)」というものがあります。
HSSは新しい刺激を求める、好奇心旺盛な気質を指し、HSPの変化を好まず落ち着いた環境を好む傾向とは相反する気質です。
アメリカの心理学者アーロン氏は、脳には衝動をコントロールする2つのシステム「行動抑制システム」と「行動活性システム」があるとしており、「抑制」が高いとHSP気質、「活性」が高いとHSS気質の特性が強くでます。
そして、HSP・HSSのどちらの特性も併せ持つ「HSS型HSP」というタイプも存在します。



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