鼻呼吸でメンタルマネジメント!メリットと口テープ活用!

メンタルマネジメントで、心を落ち着かせて生活するのに「呼吸」を整えることが重要です。
特に深い呼吸によって、自律神経を整えてストレスを緩和する方法は即効性が高く、長期間習慣化することで、不安や恐怖への耐性もついてきます。下記の記事で紹介しているマインドフルネスとドローインが効果的です↓
今回はマインドフルネスやドローインのように、時間をとって呼吸を整える瞑想とは異なり、生活中の呼吸の方法を変えることで、より健康にメンタルマネジメント行える「鼻呼吸」について解説していきます。
鼻呼吸でメンタルマネジメント!メリット

まず鼻呼吸とは、その名の通り、鼻で呼吸することです。
では鼻以外で呼吸する方法はあるのかというと、口呼吸があり、この口呼吸によって多くの健康悪化が起こることがわかっています。
・口呼吸による健康悪化リスク
- 喘息などの呼吸器系疾患
- 鼻炎、花粉症、アトピー性皮膚炎などのアレルギー、関節リウマチなどの自己免疫疾患
→口呼吸をすることで大量の病原菌が体内に入り込みます。細菌は口から喉にも影響を与え、扁桃腺などのリンパ組織にも病原菌が入り込みます!リンパにはリンパ球という免疫がおり、病原菌から体を守ります。しかし、あまりにも多くの病原菌が入り込むとリンパ球は暴走します!そしてリンパ球が増えすぎることで反応が過剰になり、アレルギー反応を引き起こします! - うつ病、パニック障害などの精神疾患
→免疫(リンパ球も含めて)のバランスが崩れることで、それをコントロールしている自律神経もバランスを崩壊させます。
自律神経のうちの一つ副交感神経が優位になり過ぎてしまいます。副交感神経はリラックスを司どる神経で、強くなりすぎるとリラックスを通り越して、無気力になりうつ病などの精神疾患を引き起こします。
さらに口呼吸をすることによって、体温が下がることもわかっています。下がった体温は体が補おうと熱を上げます。しかし、絶え間なく口呼吸で体温が下がり続けると、熱を上げる作業が追いつかず疲弊し、次第に精神的な疲れにつながります・・・ - いびき
→睡眠時無呼吸症候群の予兆でもあるいびきは口呼吸によって引き起こされます。睡眠の質を著しく下げ、重症の場合約4割の人が8年以内に死亡してしまうと言われています。 - ドライマウス
→口呼吸によって口内が乾き、唾液が不足します。すると唾液による殺菌、消毒作用は弱まり、細菌が増殖して口臭や歯周病の原因になります!! - 認知症、動脈硬化、がん、肺炎、心筋梗塞、脳梗塞などの生活習慣病リスクを上げる炎症
→口呼吸をすることで大量の病原菌が体内に入り込むと、免疫細胞が炎症を起こして、細菌を攻撃します。この炎症が口呼吸によって慢性的に続くことで、体内の酸化を促進させ、上記の生活習慣病のリスクを跳ね上げます。
また口腔内で起こる炎症に歯周病があります。この歯周病はギネスブックに「世界で一番感染者の多い病気」として登録されています。日本人でも約6割の人が罹患していると言われており、国民病の一つとなっています。口呼吸により口腔内の乾燥が進むと、歯周病菌が繁殖し、歯茎から体内に入り込みさらに身体中で炎症を引き起こす原因になります。
・鼻呼吸のメリット
鼻呼吸のメリットは「口呼吸による健康悪化リスク」を退けることができる点です!つまり
- 喘息などの呼吸器系疾患の予防改善
- 鼻炎、花粉症、アトピー性皮膚炎などのアレルギー、関節リウマチなどの自己免疫疾患の予防改善
- うつ病、パニック障害などの精神疾患の予防改善
- いびき・睡眠時無呼吸症候群の予防改善
- ドライマウスの予防改善
- 認知症、動脈硬化、がん、肺炎、心筋梗塞、脳梗塞などの生活習慣病リスクを上げる炎症と歯周病の予防改善
これだけでも十分過ぎるほどの健康効果を得られますが、他にも↓
- 有害物質やゴミの侵入を防ぐ
→アレルゲンの侵入を防ぎアレルギー対策に!
鼻には鼻水と鼻毛が存在します。この二つのフィルターによって、取り入れられる空気は清浄化!つまり鼻で呼吸するだけで、空気清浄を行なってくれる!ということです。
鼻水は鼻の粘膜から絶えず分泌されています。1日に1リットルもの量を分泌して、細菌やウイルスなどの侵入を防いでくれます!
鼻毛は空気中のゴミを絡め取るだけでなく、長さ10ミクロンほどの微細な鼻毛も存在し、鼻水がからめとったゴミを排除してくれます!! - 入ってきた有害物質が弱くなる
→免疫の暴走を防ぐ! - 入ってくる空気がマイルドになる
→鼻の中で空気を暖めてくれる! - 酸素をしっかり取り込める
→代謝を上げる!
口呼吸よりも多くの空気を取り込むことができ、少ない呼吸で大量の酸素を取り入れ、大量の二酸化炭素を排出できます!一見、呼吸が楽な口のほうが多くの空気を吸って吐いているようで、実際は鼻呼吸の方が空気交換の効率から見ても上手です!! - 深く呼吸できる
→自律神経を整える!
マインドフルネス、ドローイン(腹式呼吸)と合わせて習慣化することで、より高い健康効果、メンタルマネジメント効果を得られます。 - 体の冷えを防ぐ
→うつ病対策に!
舌は筋肉の塊で高い熱を持っており、そこでこの舌をピッタリと上顎にくっつけることで、喉の温度を保つことができます。これにより、体温の低下を防ぐことにもつながります。 - 脳がしっかり動く
→認知症対策に!
また鼻呼吸により口腔内の乾燥を防ぐことで、唾液で潤います。この唾液の中には「神経成長因子」と呼ばれるタンパク質が豊富に含まれています。
神経成長因子は、神経を成長させ神経伝達物質を合成し促進するとともに、傷ついた神経細胞を修復する機能があります。つまり脳の神経細胞を守る効果が期待できるということです!
鼻呼吸でメンタルマネジメント!デメリットはあるのか?

鼻呼吸に健康上のデメリットは存在しないと考えています。
しかし、一つ挙げるとすれば「鼻毛が伸びやすくなること」です。
空気中の塵やゴミを絡めとるために、鼻毛が伸びやすくなり、鼻くそも増えました。しかし、これは一時的な変化で鼻呼吸を習慣化して、意識しなくてもできるようになった頃には、鼻毛の伸びも鼻くその量も落ち着きました。
鼻毛のケアのために、鼻毛カッターなどの使用は必須になると思われます。
鼻呼吸でメンタルマネジメント!口テープ活用!

日常生活中、鼻で呼吸することを意識していることはできますが、寝ている間は自分の呼吸を意識して変えることは難しいでしょう。
そこで活用したいのが「口テープ」です。
夜寝る前に口元にテープを貼ることで、鼻呼吸を矯正します。
ただ市販の口テープは肌が荒れないように、かなり粘着力が弱く、朝起きたら取れていて口呼吸になっていたなんてことも。
・朝、お口の中がこうなってたら口呼吸!
- 口や喉が乾いている
- 口臭が強い
- 喉がイガイガする
- 十分な睡眠をとったのに疲れが取れない
- いびきや歯軋りをしている(睡眠アプリや同居されている方に確認して)
よっぽど肌が弱くない限りはガーゼや湿布を固定するサージナルテープを口元に貼り付けてもいいと思います↓
鼻呼吸でメンタルマネジメント!メリットと口テープ活用! まとめ

鼻呼吸は特に準備も要らず、自分自身の意識次第で習慣化できる上にとっても高い健康効果を得られる健康法です。
何か健康的なことを始めたい・・・という方にはもってこいな健康法ではないでしょうか??
ぜひ!鼻呼吸から始めて、マインドフルネス、ドローインとドンドンレベルアップした呼吸をマスターしていきましょう!
また自分自身のメンタルを整えるヒント、方法をまとめた記事もございますので、そちらも合わせてご一読いただけると幸いです↓
鼻呼吸でメンタルマネジメント!メリットと口テープ活用! 参考書籍






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