ビタミンD
ビタミンDは魚介類・卵・椎茸・キクラゲなどに多く含まれるビタミンである。
ビタミンDには遺伝子のスイッチを切り替える役割があり
・骨の代謝に関わるもの
・腫瘍(癌)の抑制をするもの
・炎症を減少させるもの
・脳細胞の生成と維持をするもの
遺伝子に影響を与えることで、多くの健康効果を得られるのがビタミンDである。
上記の中でも「脳細胞の生成と維持をする」効果によって、アルツハイマー型認知症の発症と進行を抑え、改善に繋げることができる。
ビタミンDといえば日光に当たるだけで得られるビタミンとして知られている。
実際は私たちの体の中にあるコレステロールの一種が、太陽の光に当たることでビタミンDに変換されることで生成される。
しかし、太陽光には有害な「紫外線」も含まれており、長時間当たることで炎症を引き起こす原因になりかねない。
そのため、日光浴でビタミンDを得るのであれば15〜20分ほどに止めるのが適切であろう。
アルツハイマー型認知症の改善を考えた際の、ビタミンDの量は「血清中ビタミンD値」と言うもので求められる。
血清中ビタミンD値を50〜80ng/mlまで上げる、保つことでアルツハイマー型認知症の改善につなげることができる。
ビタミンDを上げる方法として、日々の食事に魚介類・卵などを取り入れることも重要だが、サプリメントでサポートすることも必要になるだろう。
1日にサプリメントとして摂取するビタミンDの量は
2500〜3000IUほどになる。
IUとはビタミンの量を表す単位である。
2018年3月1日 著者:デール・ブレデセン 監修:白澤卓二 訳者:山口茜 発行所:ソシム株式会社『アルツハイマー病 真実と終焉 ”認知症1150万人”時代の革命的治療プログラム』
2019年7月24日 著者:牧野直子 発行所:日本文芸社 『眠れなくなるほど面白い 図解 栄養素の話』
コメント