絶版相次ぐ、怪しい交流磁気治療について!数少ない本たち2選

交流磁気治療は全身の血管に磁気を当てることで、血行改善とコリの緩和の効果を得る治療器です。
一般的とはいえないこの交流磁気治療器について調べるにあたって、実際に治療器を持っていたり仕事上で取り扱う以外だと、ネットを活用する方法がほとんどでしょう
他にも本でその性質を知ることもできますが、書籍の種類は豊富とはいえません。
また、そのほとんどが絶版の状態で手に取るには中古ショップなどで探すなどの手段になります。
今回は私自身が実際に手に取り読んだ交流磁気治療に関する参考書籍をいくつかご紹介します。
絶版相次ぐ、怪しい交流磁気治療について!数少ない本たち2選『専門医10人の証言 最先端をいく「交流磁気治療」』

この記事を書くにあたって、参考書籍に挙げている『専門医10人の証言 最先端をいく「交流磁気治療」』は臨床的な話が多い参考書籍です。
まず交流磁気治療には血行促進・コリの緩和以外の治療効果は認められていません!
本書では交流磁気治療による臨床試験で効果が見られたものとして、著者の中川氏は「気管支喘息・慢性気管支炎・肺気腫・半身麻痺(脳循環障害によるもの)胃、十二指腸潰瘍・慢性肝炎・肝硬変(腹水貯留に対して)リウマチ・パーキンソン病・脳循環障害・自律神経失調症・糖尿病・高血圧・腰痛(ヘルニアの軽いものを含む)脳出血、脳梗塞の後遺症・肩こり・膝関節・便秘」を挙げています
その他の医師の方々においても「帯状疱疹の後遺症・B型肝炎・白内障・緑内障・認知症(当時の痴呆症)・うつ病・てんかん」などなど多くの症状、病気に対して効果が期待できると証言しています。
あくまでもこちらの書籍では、これらの症状に対して変化がみられてという話であり、そのままこれらの症状に対して交流磁気治療に効果があることを証明するものではありません!
専門医の視点から、交流磁気治療がどのように捉えられているのか?
あくまでもその全体像を捉え「こういった考え方もあるのか〜」くらいに受け止めるに抑えるべきだと考えています。
絶版相次ぐ、怪しい交流磁気治療について!数少ない本たち2選『交流磁気がいのちを救う』

先に挙げた『専門医10人の証言 最先端をいく「交流磁気治療」』と同様に臨床的なお話もありますが、こちらの『交流磁気がいのちを救う』は交流磁気治療のメカニズム、なぜ血行が良くなるのか?凝りが改善されるのか?という解説が丁寧にされています。
・交流磁気治療のメカニズムについて
人体と磁気の関係について、地球上の生物は皆「地磁気」の影響を受けており、原因不明の体の不調の原因として、磁気不足があるのでは?というお話から始まります。
北極から南極にかけて磁力線が走り、地球は磁気層に覆われています。
この地球の磁気が近年減少傾向にあり、現在の地球の磁気は500年前に比べて半分、100年前に比べて5%減少していると考えられています。
また鉄で作られた建物や車、エレベーターの中では磁気が鉄に吸われてしまい、より一層磁気の影響を受けることができない環境が増えてきています。
こういった磁気の影響を受ける機会が減り、原因不明の慢性病や体調不良が増える現状を「磁気欠乏症候群」と本書では呼んでいます。
ではなぜ?磁気が欠乏すると慢性病が増えるのか?逆に磁気が体を良くするのか?
そのきっかけとなった実験についても語られています。
アメリカのアレキサンダー・コリン博士の実験で、犬の頸動脈を体外に引き出して、血液の流れに対し、直角方向に磁場を作用させると血液の流れと直角方向に電圧が発生することを発見しました。
この電圧の強さを2倍3倍にするとそれに比例するように、磁気を一定にしておくと、血液の流れの速さも比例したそうです。
この実験で血管に対して直角に磁力線があたり、血液が流れるとそこに電流が発生し、微弱な電流が流れることがわかります。
この電流によって、血液中の成分がイオン化し、自律神経の働きに影響を与えていると考えられています。
より詳しい磁気と血管の関係についてはこちら👇
・本書で紹介されている交流磁気治療を行った症状・病気一覧
注意!交流磁気治療の効果は「血行改善」「コリの緩和」の二つのみです。下記の症状・病気に効果はありません。
- がん
- 慢性B型肝炎
- 慢性関節リウマチ
- 脳梗塞後遺症
- 帯状疱疹後神経痛
- 脳卒中後遺症
- 多発性脳梗塞
- 心筋梗塞
- 脳脊髄膜炎
- 冠不全
- 大動脈弁狭窄症
- バセドウ氏病
- 僧房弁狭窄症
- 後縦靱帯骨化症
- 甲状腺がん
- 胃がん
- 大腸がん
- アトピー性皮膚炎
- 高血圧
- 子宮筋腫
- 痛風
- 前立腺肥大
- 骨粗鬆症
- 糖尿病
- 肝硬変
- 胆石
- 不眠症
- ムチウチ症
- 頭痛
- 気管支肺炎
- 喘息
- 慢性下痢
- 椎間板ヘルニア
- 腰痛
- 自律神経失調症
- 首・肩こり
- 胃腸病
- 異常出血
- 股関節脱臼
- 感覚麻痺
絶版相次ぐ、怪しい交流磁気治療について!数少ない本たち2選 選ばれなかった『磁気治療が好き!』

先に紹介した2冊の他に『磁気治療が好き!』という書籍もあります。
こちらの書籍は先の2冊よりも手軽に手に入りやすく、値段もさほどかからないでしょう。
ただ、先の2冊を差し置いて手にするほどの内容ではないのかな?と感じる内容だったので、今回は存在だけご紹介して、詳しい内容は省かせていただきます。
絶版相次ぐ、怪しい交流磁気治療について!数少ない本たち2選 まとめ

今回は交流磁気治療に関する書籍を2冊+1ご紹介しました。
情報が錯綜するこの時代に、なかなかその実態を確認することが難しい「交流磁気治療」について詳しく知ることができる数少ない本になります。
先に説明した通り、全て絶版になっており、手にすることが難しい書籍です。
私のホームページにて、詳しく交流磁気治療についてご紹介しているつもりですが、どうしても全てを解説するのは難しく、書籍の内容を十二分にまとめることはできません。
もし上記の2冊を手に取る機会があれば、じっくりと熟読することをお勧めします!
本を手に取るのが難しい場合は、ぜひ!こちらの記事で交流磁気治療についてまとめていますので、こちらも一読いただけると幸いです👇
怪しい交流磁気治療!こんな効果が出たら要チェック 参考書籍







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