怪しい!交流磁気治療!脳梗塞には効果なし!?
交流磁気治療は全身の血管に磁気を当てることで、血行改善とコリの緩和の効果を得る治療器です。
その効果の中に「脳梗塞の治療」は含まれておりません!!
そもそも脳梗塞とは、脳内の血管が詰まり、脳組織に血液を送れなくなることで脳細胞が死んでしまうことで起こります。
ではなぜ脳の血管が詰まるのか??と深掘りして、なぜ交流磁気治療では良くならないのか?考察と解説をしていこう思います!
怪しい!交流磁気治療!脳梗塞には効果なし!?脳梗塞のメカニズム
脳梗塞を引き起こす血管の詰まりは、多くの場合、血液の塊「血栓」が原因になります。
血液同士がくっつき大きな塊になり、細い毛細血管を塞ぎ、その先の細胞に酸素と栄養を運べなくなることで細胞が死んでしまいます。
つまりこの血栓ができないようにすることで脳梗塞の予防が可能です。
ではなぜ血栓ができるのか?血栓は元々、怪我をした時などに血液が固まりカサブタになるのと同じ作用で作られています。
血管が傷ついたときに、血液が漏れ出ないように血栓もとい血小板という物質が傷を塞いでくれます。
血管が傷つく大きな原因は高糖質な食事による、高血糖に伴う体内の糖化。
そしてその後免疫細胞による酸化、動脈硬化を引き起こし、血管が狭くなり高血圧につながります。
血圧が高まると、血管に張り付いていたカサブタ(血栓)が剥がれて、血管を漂い、脳に到達すると脳梗塞を引き起こすという流れです。
怪しい!交流磁気治療!脳梗塞には効果なし!?脳梗塞の予防に!
脳梗塞を予防するには
- 高糖質な食事は控える
- 血管を強くする
- 高血圧を予防する
この三つは必要でしょう。
まず高糖質な食事の改善と血管を強くするためにオススメなのがMEC食です!
MEC食はタンパク質と脂質が軸のゆるい糖質制限食のため、血糖値を上げず、血管の材料になるタンパク質を補給できるので、血管を強くすることができます!
高血圧の予防としては、血行を良くして血液量を増やすといいでしょう!血管内皮細胞と呼ばれる組織が分泌する一酸化窒素が血管内のコブ、炎症、血栓の素を防ぎます!さらに、血管の筋肉である平滑筋を伸縮しやすくして、血圧を正常に保つ働きがあります!!
この一酸化窒素を増やすのに、血行を良くすることが求められます。
血行を良くする方法としては、マインドフルネス・ウォーキングがあります。
怪しい!交流磁気治療!脳梗塞には効果なし!?まとめ
脳梗塞の原因とその改善法について紹介してきました。脳梗塞は血栓により引き起こされ、それを改善するにはMEC食などで、高糖質な食事を避けタンパク質を補給し、血圧を下げるために血行を良くする必要があります。
交流磁気治療には全身の血行改善とコリの緩和の二つしかその効果を認められておらず、脳梗塞の予防改善には効果が認められていません。
他にも認知症や糖尿病、腰痛、うつ病などの生活習慣病に対しても交流磁気治療に治療予防効果は認められていませんのでご注意ください。
コメント