効果はあるのか?怪しい交流磁気治療のエビデンス
交流磁気治療は全身の血管に磁気を当てることで、血行改善とコリの緩和を良くする治療器です。
この血行の改善とコリの緩和に関しては、厚生労働省の認可を受けて効果が保証されています。
では、なぜ交流磁気治療で血行が良くなるのか?コリが緩和されるのか?その科学的根拠、いわゆるエビデンスがどういったものなのか?その点を今回は詳しく解説していきます!
効果はあるのか?怪しい交流磁気治療のエビデンス
交流磁気治療器は電気によって磁気を発生させる治療器で、S極とN極を交互に入れ替えて磁気を発生させています。
一般的な磁石から出るような磁場は2cmほどの磁気しか出ませんが、交流磁気は30cmほどの磁気を発生させて、体の中を通過します。
体を通過する際に、磁気が血管と垂直に交わることで血管の周りに電流が発生します。これは電磁誘導作用によりものと考えられています。
電磁誘導作用の力場を表す、フレミングの右手の法則で見ると、「導線が血管」でそこに垂直に「磁界が交流磁気」があたることで、血管内に「誘導電流が電流」が流れるという仕組みだと考えられています。
この電流の刺激で血液内が「イオン化」することで、自律神経の働きを助けて、血行が良くなると考えられています。
イオンには自律神経に作用する効果があり、マイナスイオンは副交感神経に、プラスイオンは交感神経に作用すると言われています。
自律神経のバランスがとられることで、血圧や新陳代謝に影響を与えて、血行が良くなっていくと考えられます。
血行が良くなることで、コリの原因である老廃物や痛みの原因物質が排出されやすくなり、コリの緩和にもつながると思われます。
効果はあるのか?怪しい交流磁気治療のエビデンス まとめ
交流磁気治療のメカニズムを科学的な面から解説させていただきました。
厚生労働省で認可を受ける際にも、交流磁気治療による血行改善とコリの緩和の効果を立証するために、数箇所の病院での臨床試験を行なっています。
交流磁気によって血行の改善とコリを良くすることが出来ることは確かでしょう。
しかし、他の症状や病気に関してはどうなのか?というと、それ以外に関しては効果がない!と言えます!
これまでには自律神経・うつ病・認知症・糖尿病・腰痛・坐骨神経痛などに交流磁気治療の効果がないことを解説しました👇
交流磁気治療には血行の改善と、コリの緩和の効果しかありません。
その点を踏まえて、それぞれの記事を見ていただけると、より交流磁気治療に対する理解が深まると思いますので、ぜひ一読ください!!
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