怪しい交流磁気治療!認知症に効果なし!?

交流磁気治療は全身の血管に磁気を当てることで、血行改善の効果を得る治療器です。
厚生労働省で認められている効果は「全身の血行改善」「コリの緩和」の二つだけです。
交流磁気治療によって認知症の予防改善効果は認められていません。
では交流磁気治療をしても、認知症には全く関係ないのか??考察していきたいと思います!!
怪しい交流磁気治療!認知症に効果なし!? 認知症の原因

ここで扱う認知症は「アルツハイマー型認知症」という認知症の約7割を占める症状です。
その原因は大きく分けて3つ「炎症」「栄養不足」「毒素」
- 炎症
高血糖(血糖値スパイクなど)・血清アルブミンの低下・交感神経過多・ストレス過多・自律神経の乱れによるホルモンバランスの悪化など、様々原因により免疫細胞によって活性酸素が過剰に分泌されることにより、脳内で炎症が起き、その炎症から脳を守るためにアミロイドβが分泌され、認知症のリスクを上げる。 - 栄養不足
脳細胞を作る上で必要な脂質(コレステロールも含む)、炎症を抑えたり、細胞の状態を整えるために必要なビタミンやミネラルが不足することで、認知症のリスクを上げる。 - 毒素
大型魚に含まれる有機水銀や、アマルガム(銀歯)などの有毒な金属や、カビ菌、口腔細菌などの毒素が脳内に存在することで、それらから脳を守るためにアミロイドβが分泌され認知症リスクを上げる。
上記は認知症の根本原因の一例に過ぎませんが、これらの原因に対して交流磁気治療の効果は「全身の血行改善」「コリの緩和」であり、認知症の予防改善に対する効果は一つもありません。
怪しい交流磁気治療!認知症に効果なし!? 血行改善

交流磁気治療には認知症の予防改善効果はありません。
しかし、血行改善によって認知症の予防改善がいくつか期待できるのでは?と考えられます。
- 全身の血行改善で基礎代謝が上がる。
→高血糖の状態が長く続く前にエネルギーに変える
→内臓脂肪の増加を防ぎ、活性酸素の増加を促す物質(アディポカイン)を減らす - 血行が良くなることで、細胞一つ一つに栄養素がスムーズに届く
→ビタミン・ミネラルが全身に届き、栄養不足を防ぐ - 血行が良くなることで体内の老廃物の排出がスムーズになる
→脳内に溜まったアミロイドβや毒素を排出しやすくなる - 血行が良くなる過程で自律神経が整う
→免疫のバランスが整い活性酸素の量が減る
→不眠などの症状が良くなり、認知症のリスクを下げる成長ホルモンが増える
全身の血管は命のライフラインと言っても過言ではありません。
逆に血行改善に予防改善効果が乏しい生活習慣病の方が少ないのかもしれません。
怪しい交流磁気治療!認知症に効果なし!? まとめ

交流磁気治療によって認知症の予防改善効果はありませんので、それを目的に交流磁気治療をするべきではないでしょう。
しかし、全身の血行改善によって得られるものは大きいことも確かです。
また認知症の予防改善にMEC食もおすすめしています。
MEC食で食事を改善した上から血行を良くすることで、とった栄養がしっかり脳まで届けられる相乗効果も考えられます。
認知症の原因は一つではないのですから、その改善方法も一つよりも二つ、二つより三つと実践できることは増やしていくべきでしょう。
怪しい交流磁気治療!こんな効果が出たら要チェック 参考書籍

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