怪しい交流磁気治療!糖尿病に効果なし!?
交流磁気治療は全身の血管に磁気を当てることで、血行改善の効果を得る治療器です。
その効果に糖尿病の予防改善効果は含まれていません!!
では交流磁気治療を続けても、糖尿病にはなんの意味もないのか??
詳しく考察していきます!
怪しい交流磁気治療!糖尿病に効果なし!? 糖尿病の原因
糖尿病と一言にしても「1型」「2型」が存在し、それぞれ原因は異なります。
まず1型は膵臓の機能不全により、インスリンがうまく分泌できずに血糖値がコントロールできないのが原因です。
2型は日々の生活習慣によって引き起こされる糖尿病で、特に高糖質な食事を長期間習慣的に摂ることで、インスリンの効き目が悪くなるインスリン抵抗性によって、血糖値コントロールができなくなるのが原因です。
2型に関しては、内臓脂肪増加によるアディポカインによる影響や、自律神経の乱れによるホルモンバランス悪化、睡眠不足によるコルチゾールの増加などなど、さまざまな原因が絡み合って起こります。
これらの原因に対して交流磁気治療の効果は「全身の血行改善」「コリの緩和」であり、糖尿病の予防改善に対する効果は一つもありません。
怪しい交流磁気治療!糖尿病に効果なし!? 血行改善
交流磁気治療に糖尿病の予防改善に対する治療効果は期待されていません。
しかし「全身の血行改善」によって、2型糖尿病の原因のいくつかは予防改善が期待できるのでは?と考えられます。
- 代謝が上がり内臓脂肪が減少する
→血行が良くなると細胞に栄養と酸素が運ばれ、エネルギー消費が上がる - 栄養と酸素が内臓にしっかり運ばれ、機能が向上する
- 血行と共に体内の体温コントロールがスムーズになり、スムーズな入眠へ
→人は深部温度と皮膚温度との差が縮まることで入眠できます。 - 自律神経が整い、ホルモンバランスも整う
→血行が良くなる過程で自律神経にも磁気が作用する
血行が良くなることで、これらの健康効果が期待できます!どれもこれも、2型糖尿病の原因と深い関係のある症状の改善になります!
血行は体中に栄養と酸素を運ぶ大切なライフラインです。
血行を良くするだけでも、糖尿病だけでなく様々な生活習慣病の予防改善につながるでしょう。
怪しい交流磁気治療!糖尿病に効果なし!? まとめ
以上が交流磁気治療が糖尿病の予防改善に効果がない理由です。
交流磁気治療はあくまで、全身の血行改善とコリの緩和の効果しかありません。そのため、糖尿病の治療を目的に行われるべきではないと考えられてます。
しかし、全身の血行改善には、2型糖尿病の予防改善につながる効果が期待できると思われます!参考書籍内でも、血行改善により糖尿病による下肢の壊死を防ぎ、ある程度の再生まで確認できたとの記述があります。
もちろん、全身の血行改善だけでなく、食事・睡眠・適度な運動・呼吸などなど、糖尿病の予防改善に必要な健康習慣はたくさんありますので、そちらも合わせて行っていくのがおすすめです!
コメント